「平和の祈り」

8月6日は広島に原爆が投下されてから今年で72年となります。

 

「平和の祈り」

私はこの平和の祈りを捧げます
キリスト教の神でも
仏教の神でも
イスラム教の神でも
ユダヤ教の神でもなく
私たち全人類の神に捧げます

私たちが求める平和は
キリスト教徒だけの平和でも
仏教徒だけの平和でも
イスラム教徒だけの平和でも
ユダヤ教徒だけの平和でもなく
全人類のための平和なのです

私はこの平和の祈りを
私たち自身の内に存在する神に捧げます
私たちを幸福と喜びで満たし
より完全な人間へと導いてくださり
私たちの人生が
全人類への愛の表現であると教えてくださる
神に捧げます

いずれの宗教も他のどんな宗教よりも
優れているまたいずれの真理が他のどんな真理よりも
正しいということはなく
どんな国家もこの地球より大きいということはありません
全人類がささいな制約を乗り越えられますように
そして私たち全人類は一つであり
みな地球に生まれて地球に住むものであり
インド人や韓国人やアメリカ人である前に
すべて地球の人間であることを悟ることができますように

神が創造されたこの地球を
私たち全人類は繁栄させなければなりません
そのために私たちは
国家、人種、宗教にも縛られず
地球人としての悟りのもとに
そして私たちに継承されてきた霊的な心において
私たちは本当に一つであることを認識すべきです

私たちは全人類のために許しを請います
宗教が原因となって傷つけられてきた人々のために
私たちはその人々の傷を癒すことができるように
いま、互いに誓いを立てましょう
そして利己主義や排他的な競争を超え
神のもとで一つとなって前へ進んで行くことを
互いに誓いましょう

私はこの平和の祈りを
全能の神であるあなたに捧げます
私たちが自らの内にいるあなたに気付き
いつの日か一つになった誇りを持って
あなたの前に姿を見せることができますように

私はこの平和の祈りを
すべての地球の仲間たちとともに
地球の永遠の平和のために捧げます

一指 李承憲

この詩は、2000年8月に開催された
国連ミレニアム世界平和会議において、
一指 李承憲氏が創作し朗読されたものです。

この詩は、表面的な違いに惑わされず、
世界のすべての人々が本来ひとつであることに
気づくことによってのみ、世界の平和を実現できるという
信念から生まれました。

真実の平和を祈り、誰もが住みたい世界、
共に暮らしたい人々を創造するように伝えています。
そして、その解決の鍵は、私たちの脳の中にあります。

小さな歩みが世界を変える。
このことを信じて、再び「平和の祈り」によって
世界平和への道が開けることを切に願います。

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